人間型廃棄物処理機
消費者は産業廃棄物を処理させられている

リグニンバニリン

合成バニラ香料

バニラビーンズ

ラン科植物バニラの果実からはバニリンという天然香料が採取されるが、
需要に供給が追いつかずまた高価であるため主に合成されたものが使用されている。

合成法はグアヤコール、サフロール、オイゲノール、リグニンの4種類が開発されており、
このうちパルプ廃液製のリグニンバニリン(リグノバニリン)は以下のように製造される。

  1. パルプ廃液中のリグニンスルホン酸を濃縮する。
  2. 水酸化アルカリを加える。
  3. 高温高圧で酸化分解する。
  4. 中和して固形物を除去する。
  5. 溶剤を使ってバニリンを抽出する。

木材のおよそ60%を占めるリグニンはバニリン重合体であるため、
リグニンを分解することでバニリンの量産が可能となる。

合成バニリンの用途は多様でバニラアイスクリームやチョコレートはもとより、
プリンに100ppm、キャンディーに200ppm、チューインガムに250ppm、シロップには20000ppmも添加されている。

郡司篤孝『恐怖の加工食品』P.82-83