残飯
飲食廃棄物
残飯をリサイクルすることは今に始まったことではない。
明治時代には軍隊から出る残飯を販売する残飯屋が存在した。
今と昔の違いは残飯を残飯とわからないまま食べさせられていることにある。
惣菜屋のリサイクルコロッケ
前日売れ残ったコロッケはコロッケまたはメンチボールに再加工される。
コロッケの場合はお湯、ジャガイモ粉、芽の出たタマネギ、ニンジン等と一緒に、
チッピと呼ばれる破砕機に入れて攪拌・成型し小麦粉をまぶしてから油で揚げる。
メンチボールの場合は生きの落ちた魚のスリ身とクズ野菜を刻んで加え、
それにパン工場で廃棄されたクズパンと小麦粉をつなぎとして混ぜ合わせる。
安い惣菜屋のメンチボールには一片の肉も入っていない。
食べ残しお膳の使い回し
宴会や葬式などの席で出されたお膳や弁当は回収される。
後片付けの前に料理人または仕出し屋が一列に並び、
食べ残しが種類別にポリバケツへ取り分けられるが、
パセリなら洗い直してそのまま別の料理の皿に乗せられ、
肉や魚ならもう一度火を通してバイキング料理に出され、
形が崩れていたらメンチボールなどに再加工される。
目撃者や関係者の証言によるとこれと同じ事がどこのホテルやレストランでも行なわれている。
『北海道消費者レポート26号』
レストラン廃油
レストランで使い古された廃油はペットフードの香料兼調味料になる。
魚や肉の匂いが染み付いているためペットの食い付きが良くなるからである。
しかしその代償としてペットにアトピーやガンを引き起こすと考えられている。